子連れでマラソンを走るなら、ハワイよりグアムがおすすめ!
小さな子どもがいてもランニングを楽しみたい。ベビーカーで子どもを連れだして、一緒に走りたい。そう考えるパパ・ママが世界中に増えています。アメリカでは、子どもをベビーカーに乗せてジョギングを楽しむ「バギーラン」がすっかり定着し、オセアニアやヨーロッパでも、マラソン大会によっては、一般のランナーに混じって、ベビーカーを押しながら走る人の姿が話題となることが増えてきました。
日本ではあまり広がっていないため、「危険では?」「赤ちゃんがかわいそう」などの声も聞こえてきそうですが、実際に「ベビーカーラン」を楽しんでいる私からすると、「楽しい!」のひとこと。ランニング用のベビーカーは安全性に優れているのはもちろん、乗り心地も抜群で、私が走っているときにベビーカーに乗っている息子は、いつもごきげん、または気持ちよさそうに眠ってしまいます。
ランニング用ベビーカーとは?
ランニング専用のベビーカーは、タイヤが大きくサスペンションが効いているので、多少ガタガタした道でも、少しスピードを出して走っても、快適な乗り心地を保ってくれるようです。ランニング愛好者のマストバイアイテムとして、今後、日本でも広がっていくことは間違いありません。
ところで、ランニング用ベビーカーでジョギングを楽しんでいると、やっぱりたまには大会に出たいと思うのです。日本では、ベビーカーを持ち込んで出場できる本格的なマラソン大会がないので、過去2回、海外のマラソン大会にご招待いただき、息子を連れて、ベビーカーと一緒に5kのマラソンとハーフマラソンを走ってきました。
親子ランにおすすめ!グアムのマラソン
参加したマラソン大会は、ユナイテッド・グアムマラソンです。ユナイテッド・グアムマラソンを親子ランにおすすめする理由は4つ。ひとつは、地理的に日本から近いので、子連れで無理なく行けること。ふたつめは、5k、10k、ハーフ、フルと、マラソンの種類が豊富で、初心者から本格派までおすすめしやすいこと。しかも時間制限がそれほど厳しくないので、ベビーカーでも完走できそうだと感じたこと、これが3つめ。そして4つめは、大会事務局が正式に、ベビーカーでの参加を許可していることです。
実際、5kランはベビーカーを押しながら走っているランナーをたくさん見かけたし、よちよち歩きのベビーと手をつないで走っているランナーも。5k、10kのレースは年齢制限がないので、小さな子どももエントリー可能です。ちなみに、ベビーカーの場合は子どものエントリー不要。ハーフではさすがに、ベビーカーを押しているランナーは少なかったのですが、ベビーカーを見てすれ違う人がみんな「Good job!」と声をかけてくれて、とても気持ちよく走ることができました。
コースは多少アップダウンのある、往復コース。行きはゆるやかな下り坂が続き、帰りは長い登りに多少ナーバスになりましたが、潮騒を聞きながら海岸沿いを走る、気持ちの良いコースです。ハーフを走っていた時は途中でスコールに遭い、全身ずぶぬれになりながらゴールを目指しましたが、それも気持ちよく感じるほどでした。